秋田発DXフォーラム デジタル田園都市国家構想

秋田県庁は、当応援団の共催で「デジタル田園都市国家構想」秋田発DXフォーラムを開催。佐竹敬久県知事、牧島かれん前デジタル大臣なども参加し、10月9日、10日に秋田キャッスルホテルで行われました。

牧島かれん前大臣と撮影

佐竹知事とともにフォーラム。

佐竹敬久秋田県知事、牧島かれん前デジタル担当大臣に加えて、特別講演として、当応援団の濱崎真一事務局長が行政専用ChatGPTマサルくんを活用した業務効率化の事例、秋田県庁用にアレンジした公務員専用ChatGPTマサルくんについてお話ししました。

動画と内容

【LIVE配信】デジタル田園都市国家構想 秋田発DXフォーラム

10月10日(火)14時から秋田キャッスルホテルで行う「秋田発DXフォーラム」の模様をLIVE配信でお届けします。1.基調講演:衆議院議員 牧島 かれん 氏2.特別講演:(一社)デジタル田園都市国家構想応援団事務局長 濱崎 真一 氏 東武トップツアーズCDO 村井…


濱崎真一専務理事

皆様、こんにちは。秋田県の皆様、今日はこの機会をいただき、感謝しております。私から「デジタル田園都市国家構想応援団」について説明させていただきます。この団体は、自治体や企業とのマッチングや、デジタル田園都市国家構想の推進のための活動を行っております。岸田内閣がこの構想を発表したのは2021年11月で、我々の団体も2022年1月に設立しました。
昨年、メタバースを活用したセミナーや佐賀県での官民交流会など、多くの活動を行いました。この構想の目的は、日本の都市中心型の経済から地域が主体となる「ローカルハブ」型の経済に変えていくことです。そして、DX(デジタル変革)はそのキーとなります。
今後、私たちは「地域DXプロデューサー」という中核人材の発掘・育成に注力します。そして、この場にいる皆様も地域DXプロデューサーとしての可能性を持っていると信じています。

村井宗明 デジ田応援団・AIエンジニア

DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みは実際に実践する団体と、実践できない団体の2通りに分かれる。秋田県は、佐竹知事や県議会議員の努力により、行政のデジタル化を進め、新たな働き方を導入しようとしている。その中心となるのが「チャットGTP」というAI。2023年には技術革新が進み、このAIが注目され、自治体の行政DXにおいても活用されるようになった。
しかし、AIの使用には2通りの方法があり、公式マニュアルが英語であるため、使い方に差異が生まれた。一方で、マニュアルを理解して効果的に利用する自治体もあり、秋田県はさらに独自のデータを追加学習させたAIの使用を進めている。これにより、県庁の業務、答弁書の作成やメールの文案作成など、多くのタスクが効率的になるとされている。

秋田発DXフォーラム版マサルくん

今年のDXの最大の目玉がChatGPTになっている中で、全国181自治体が「公務員専用ChatGPT マサルくん」を活用し、ついに利用回数は5万回を突破しました。
さらに、多くの自治体が生成AIの来年度予算化により、自治体独自のデータをエンベディングをしたChatGPTを進めています。
今回の秋田発DXフォーラムにおいて、「秋田発DXフォーラム版マサルくん」が発表されました。
秋田県では今後、「秋田発DXフォーラム版マサルくん」の体験を踏まえて、デジタル技術の活用による社会変革や新たな価値の創出を図るデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進していきます。

使い方の例
・秋田県の高齢者福祉の改善策の提案書を書いて
・秋田県の中小企業支援セミナーの講師依頼のメールを書いて
・デジタル人材育成についての県議会の答弁を書いて
・商工会の新年会での秋田県知事の挨拶文を書いて
・秋田県の観光推進イベントの企画書を書いて

秋田発 DX フォーラム版マサルくんは、上記の 「利用する」ボタン から今年度中(2024年3月31日まで)利用できます。主に秋田県庁の職員が利用するものですが、県庁職員以外の公務員の方々、メディアの方々などにも体験していただけます。

公務員専用ChatGPT 「マサルくん」 について

行政ChatGPTは下記の条件が必要です。
・公共データの学習。7917ページの行政データを学習し、そこから回答するため、公務員にとって正確な回答をします。また、著作権のリスクも回避できます。
・個人情報の観点から、重要な個人情報の1つであるメールアドレスを入れて使うChatGPTを使えない自治体が多くありますが、マサルくんはメールアドレスや電話番号などの個人情報を入れずに使える事がポイントです。

行政ChatGPTの必要条件
①行政情報に基づく高い正確性(公共データの学習)
②著作権を守るため公共データを使う
③行政用のセキュアな環境(メールアドレスを入れずに使える、入力内容を学習データに利用されない等)   
※マサルくんは、この3条件を満たしています。

全国版の公務員専用マサルくんの利用はこちら
https://digital-supporter.net/dxgpt/

追加した秋田県庁からのエンベディングデータ

ChatGPT「秋田発DXフォーラム版マサルくん」において、秋田県庁から提出いただき、デジ田応援団が専用ChatGPTにAIの機械学習をさせたのは、下記の45のデータです。

0 〜大変革の時代〜 新秋田元気創造プラン(本体)
1 公表用秋田県過地域持続的発展方針(令和4年7月変更)
2 男鹿地域半島振興計画
3 秋田県DX推進計画について(本文)_R5.3改定
4 あきた国際化推進プログラム(令和4〜7年度)
5 あきた子ども・若者プラン
6 第3期すこやかあきた夢っ子プラン+
7 第5次秋田県男女共同参画推進計画
8 秋田県観光振興ビジョン
9 秋田県地域公共交通計画概要版
10 第3期あきた文化振興ビジョン
11 第3次基本計画冊子
12 第4期スポーツ振興計画_
13 第3期秋田県医療費適正化計画
14 秋田県社会的養育推進計画
15 第2次秋田県子どもの貧困対策推進計画
16 秋田県地域福祉支援計画
17 秋田県第8期介護保険事業支援計画.第9期老人福祉計画(3.31)
18 第2次秋田県障害者計画ほか
19 秋田県ギャンブル等依存症対策推進計画
20 第2期健康秋田21計画_中間見直し版
21 健康秋田いきいきアクションプラン
22 第3期秋田県がん対策推進計画中間見直し版
23 秋田県自殺対策計画
24 秋田県医療保健福祉計画
25 秋田県地域医療構想
26 循環器病対策推進計画
27 第11次秋田県交通安全計画(R3.8.24)
28 第3次秋田県豪雪地帯対策アクションプログラム
29 八郎湖に係る湖沼水質保全計画(第3期)
30 第2次秋田県地球温暖化対策推進計画(改定版)本編
31 第4次秋田県循環型社会形成推進基本計画
32 第3次動物愛護管理推進計画
33 新ふるさと秋田農林水産ビジョン
34 第3期秋田県6次産化推進戦略
35 R3秋田県酪農.肉用牛生産近代化計画書
36 秋田県農業農村整備実施方針(R3~R7)
37 秋田県水と緑の森づくり税事業
38 第4期あきた伝統的工芸品等産業振興プラン
39 第2期秋田県新ネルギ産業戦略
40 環境・リサイクル産業集積推進計画(第3期秋田エコタウンプラン)
41 秋田県都市公施設長命化計画
42 秋田県生活排水処理構想(見直し版)
43 第3期あきたの教育振興に関する基本計画(令和4年3月一部改定)
44 第四次秋田県特別支援教育総合整備計画

イベントの内容

1 DXフォーラム~デジタル×地域、秋田の未来の原動力~
日時 令和5年10月10日(火)午後2時~午後4時30分
会場 秋田キャッスルホテル
内容 基調講演・事例紹介・パネルディスカッション
定員 200人
料金 無料(要申込)

2 大学生等とICT企業とのワークショップ
日時 令和5年10月9日(月祝)午後1時~
会場 秋田拠点センターALVE2階多目的ホール
定員 20人
料金 無料(要申込)

(基調講演)牧島 かれん
衆議院議員・博士(行政学)横浜雙葉高校を卒業後、国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒業。渡米し、ジョージワシントン大学ポリティカルマネージメント大学院修了。その後、国際基督教大学にて行政学にて博士号を取得。2012年初当選。
2021年10月~2022年8月、当時閣内最年少で(第2代)デジタル大臣、行政改革・規制改革担当大臣。現在は、デジタル社会推進本部・幹事長、デジタルセキュリティに関するPT・座長などを務める。

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