デジタル田園都市国家構想データ分析(RAIDA)
2024.03.02
デジタル田園都市国家構想データ分析評価プラットフォーム(RAIDA/レイダ)を使ってみました。
解説をしながら使い、AI学習に利用してみたので、ぜひ、動画をご覧ください。
内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局及び内閣府地方創生推進室は、新型コロナウイルス感染症のデータ活用を目的として、V-RESAS サイトを公開していましたが、3月末に公開を終了。
新たに、デジタル田園都市国家構想データ分析評価プラットフォーム(RAIDA/レイダ)を公開しました。
かなり便利に利用ができるので、さっそく体験をしてみました。使い方の解説もしているので見てくださいね。
下記のサイトからご利用ください。
【RAIDA サイトページ】
https://raida.go.jp/
さっそく分析をやってみました!
中都市と富山市の光熱・水道の比較
まずは、中都市と富山市の光熱・水道の比較を、デジタル田園都市国家構想データ分析評価プラットフォーム(RAIDA/レイダ)で、CSVとして出して、AIに解説をさせてみました。
中都市と富山市の光熱・水道の比較(CSVデータ)
AIによる解説
このエクセルファイルは「中都市」と「富山市」の光熱・水道費用の比較を表しています。データは「電気代」のみで構成されており、2019年1月から2024年1月までの毎月の費用が記載されています。各月の数値は恐らく平均値や指標値を示していると思われます。
以下の点に注目してレポートします:
時間の経過による変化:
各地域での電気代が時間の経過とともにどのように変化しているかを分析します。
地域間の比較:
中都市と富山市の電気代を比較し、どの地域がより高い費用を支払っているか、またその差が時間と共にどのように変化しているかを分析します。
特異点の分析:
特に高い値や低い値を記録した月があれば、その背景にある可能性がある理由を推測します。
このデータを基に、さらに詳細な分析を進めていきます。まずは、各年ごとに月平均値を計算し、時間の経過による変化をグラフ化してみましょう。その後、地域間の平均電気代を比較し、変化の傾向を分析します。
グラフから、中都市と富山市の月別電気代の変化を確認することができます。以下はその主な観察結果です:
-
時間の経過による変化:
- 両都市ともに、電気代には季節による変動が見られます。特に夏と冬の月に電気代が高くなる傾向があります。これは、夏は冷房、冬は暖房を使用するためと推測されます。
- 2023年に入ってから、特に富山市の電気代が大きく上昇していることがわかります。これは、エネルギー価格の変動や、その他地域的な要因による可能性があります。
-
地域間の比較:
- 2019年から2022年までの間、中都市と富山市の電気代は比較的似た傾向を示していますが、富山市の方がやや低い月が多いようです。
- しかし、2023年以降、富山市の電気代が顕著に上昇し、中都市よりも高くなっています。特に2023年の後半にその差が拡大しているのが見て取れます。
-
特異点の分析:
- 2023年の富山市の電気代の急激な上昇は注目に値します。これは、地域内での大きなエネルギー価格の変動、または特定の社会的・経済的イベントの結果である可能性があります。
以上の分析から、中都市と富山市の電気代の動向にはいくつかの共通点と違いがあることが分かります。特に、時間の経過とともに両都市の電気代の差が広がっている点は、さらなる調査や分析を要するでしょう。また、季節による変動はエネルギー利用の傾向を反映しており、これに基づく省エネルギー策の検討が有効かもしれません。
かなり、高精度の分析が5分間でできました。
みなさんの地域でも使ってみてください。
<分析者>
デジ田応援団 ITエンジニア 村井宗明