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提案書作成チェックリスト ― 入札・プロポーザルの着手時から提出前までに確認する37項目

提案書チェックリストは、提案書づくりを着手時・骨子作成時・執筆時・提出前の4段階に分け、各段階で確認すべき項目をチェックボックス形式でまとめたものです。公募型プロポーザルや総合評価落札方式の企画提案書・技術提案書で、募集要項・仕様書・評価基準の入手と参加資格の確認から、評価項目に合わせた見出し、弱い表現の言い換え、生成AIを使った箇所の事実確認、要件一覧表による最終照合、正本と副本の作り分けまでを網羅しています。印刷して案件ごとにそのまま使えます。

執筆:村井宗明(元文部科学大臣政務官・AIエンジニア)公開:更新:読了目安:約3分

要点(結論)

提案書づくりを「着手時」「骨子作成時」「執筆時」「提出前」の4段階に分け、各段階で確認すべき項目をチェックボックス形式でまとめました。印刷して案件ごとに使うことを想定しています。

このページの目次
  1. 着手時
  2. 骨子作成時
  3. 執筆時
  4. 提出前

着手時

  • [ ] 募集要項・仕様書・評価基準の3点セットをすべて入手した
  • [ ] 参加資格(競争入札参加資格の登録、所在地要件、実績要件など)を満たしていることを確認した
  • [ ] 参加表明・質問書(質疑)・提案書提出・プレゼンテーションの期限を社内カレンダーに登録した
  • [ ] 提出方法(持参・郵送・電子)、様式、ページ数、部数の規定を確認した
  • [ ] 参加判断シートで実績・体制・価格・関係性・準備期間を点数化し、参加を決めた
  • [ ] 提案上限額と自社の概算原価を比べ、採算が取れる見込みを確認した
  • [ ] 要件一覧表(要件ID・原文・対応ページ・対応状況)を作り始めた
  • [ ] 発注者の総合計画・個別計画・予算資料・議会答弁など、事前調査の対象を決めた
  • [ ] 質問書で確認すべき事項(要件の解釈・既存環境・評価の扱い)を洗い出した

骨子作成時

  • [ ] 評価項目の順番と名称のまま、提案書の見出しを作った
  • [ ] 配点の大きい項目に多くのページを割り当てた
  • [ ] 勝ちテーマ(提案コンセプト)を30字程度の一言で言える
  • [ ] 各見出しで「課題 → 解決策 → 効果」の流れを設計した
  • [ ] 競合が書きそうな内容を書き出し、差別化ポイントを評価項目に紐づけた
  • [ ] 冒頭に「評価項目と記載ページの対応表」を置く設計にした
  • [ ] 本文を書く前に、骨子レビューで要件充足・配点バランス・一貫性を確認した
  • [ ] 分担執筆の場合、文体・用語・表記のルールを共有した

執筆時

  • [ ] 各見出しの直後2行以内で結論を書いた
  • [ ] 評価基準の着眼点の語句を、見出しと本文にそのまま使った
  • [ ] 数値・固有名詞・実績・手順で具体的に書いた
  • [ ] 「できます」「努めます」「検討します」を、約束できる範囲で「〜します」に改めた
  • [ ] 一文を60字以内を目安に収め、主語と責任の所在を明確にした
  • [ ] 専門用語・カタカナ語・略語に説明を付けた
  • [ ] 独自提案が仕様の範囲内か追加費用かを明記した
  • [ ] 提案内容と見積の項目が一致している
  • [ ] 図表は1ページ1メッセージで、白黒印刷・縮小でも読める
  • [ ] 生成AIを使った箇所の実績・数値・制度名を一次情報で確認した
  • [ ] 守秘情報を生成AIに入力していない

提出前

  • [ ] 要件一覧表と提案書を最終照合し、すべての必須要件に対応ページがある
  • [ ] 様式・ページ数・フォント・余白・部数が規定どおりである
  • [ ] 押印・署名・添付書類(登記事項証明書、納税証明書など指定のもの)がそろっている
  • [ ] 匿名審査の場合、社名・ロゴ・製品名など特定につながる記載を除いた
  • [ ] 正本と副本の作り分けが規定どおりである
  • [ ] 誤字脱字、数値の整合(本文・図表・見積)、用語の統一を確認した
  • [ ] 評価基準を渡した第三者に模擬採点してもらい、指摘を反映した
  • [ ] 最終版のファイル名と版管理を確認し、提出物を取り違えていない
  • [ ] 提出期限と提出方法(電子提出の場合は容量・形式)を再確認した

よくある質問

Qチェックリストは誰が使うのがよいですか。

A

執筆者本人だけでなく、執筆に関わっていない人が「提出前」の項目を確認すると、思い込みによる見落としを防げます。

検索でよくある疑問

Q提案書の提出前に確認すべきことは?

A

要件一覧表と提案書を最終照合し、すべての必須要件に対応ページがあるかを確認します。そのうえで、様式・ページ数・フォント・余白・部数、押印・署名・添付書類、匿名審査での社名やロゴの除去、正本と副本の作り分け、本文・図表・見積の数値の整合、最終版のファイル名と版管理、提出期限と提出方法を確認します。評価基準を渡した第三者の模擬採点も有効です。

Q提案書の作成に着手するとき、最初に確認することは?

A

募集要項・仕様書・評価基準の3点セットをすべて入手し、参加資格を満たしているかを確認します。次に、参加表明・質問書・提案書提出・プレゼンテーションの期限を社内カレンダーに登録し、提出方法・様式・ページ数・部数の規定を確かめます。提案上限額と概算原価を比べて採算を確認し、要件一覧表を作り始めます。

Q提案書を書くときのチェックポイントは?

A

各見出しの直後2行以内に結論を書いているか、評価の着眼点の語句を見出しと本文に使っているか、数値・固有名詞・実績・手順で具体的に書いているかを確認します。「努めます」「検討します」を約束できる範囲で言い切りに改め、一文60字以内を目安にします。独自提案が仕様の範囲内か追加費用かの明記と、提案内容と見積の一致も確認します。

参考資料

法令・制度の記述は、次の一次資料・公的資料で確認しています。