用語集自治体予算・地方財政の基本用語
実質公債費比率とはじっしつこうさいひひりつ
実質公債費比率の意味
実質公債費比率とは、公債費とそれに準じる経費(公営企業の償還に充てる繰出金など)が、標準財政規模を基本とした額に占める割合を示す指標で、過去3年間の平均値です。地方公共団体の財政の健全化に関する法律(財政健全化法)に基づく健全化判断比率の一つで、早期健全化基準は25%、財政再生基準は35%です(財政健全化法施行令第7条第3号・第8条第3号)。18%以上になると地方債の発行に総務大臣または都道府県知事の許可が必要になります(地方財政法第5条の4第1項第2号、地方財政法施行令第23条)。総務省「令和7年度市町村普通会計決算の概要(速報)」(令和8年9月29日公表)によると、市町村平均は5.5%です。
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- 第2章 歳入の実態 2-5地方債と臨時財政対策債 ― 「借金」の正しい理解地方債は「借金だから悪い」と単純に判断するものではありません。大切なのは、返済額が将来の財政を圧迫しない水準かどうかです。その目安となるのが、実質公債費比率や将来負担比率などの健全化判断比率です。
- 第3章 歳出の実態 3-4財政指標で見る自治体の体力 ― 経常収支比率・実質公債費比率・将来負担比率いずれかの比率が早期健全化基準以上になると財政健全化計画、財政再生基準以上になると財政再生計画の策定が義務付けられます。全国の水準を見ると、市町村の実質公債費比率は令和7年度決算(速報)で5.5%です。
- 第9章 執行・補正・決算 9-6健全化判断比率の公表と次年度予算へのフィードバック健全化判断比率とは、決算に基づいて毎年度算定・公表する4つの財政指標(実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率)です。決算の数字は、この比率の公表を通じて、翌年度以降の予算編成に反映されます。
- 第18章 これからの予算づくり 18-4予算を「読める」人が自治体を強くする次に、総務省が公表している「財政状況資料集」や「決算カード」で、経常収支比率、実質公債費比率、将来負担比率、財政調整基金の残高を確認します。同じ人口規模の団体と比べると、自分の自治体の強みと弱みが分かります。